はいどうも、こんにちは。
今回はタイトル通りゲーム用のヘッドセットを新調したいというお話です。
Razer Kraken Green ゲーミングヘッドセット + THX USBオーディオコントローラー 3.5mm/USB 7.1 立体音響対応 PC 冷却パッド 【日本正規代理店保証品】
- 発売日: 2018/11/30
- メディア: Personal Computers
現在使っているのがこのRazer Kraken Tournament Editionです。
TournamentEditionはこちらのKrakenにUSBドングルが付属しただけのものです。Kraken TE購入時(2020年1月)の価格がAmazonで¥10,606。USBドングルの有無で約3000円の差額ですね。
約1年使ってきましたが、買った時にメインで使用していたのはPS4なのでUSBドングルは知人からBTOパソコンの中古を購入する去年11月までは箱の中で眠っていました。PS4にも接続して利用可能ですが、USBヘッドセットとして認識されるだけでドングルの便利機能は使えません。唯一、マイクミュートボタンだけが効きますが、一回押したらミュートになりっぱなしでUSBの接続が切れるまでミュート解除不可能になります笑
PCで使うとゲーム音とVCの音量バランスの調整ができたり、低音の強弱調整ができたりと便利っちゃ便利なんですよね。THXの7.1バーチャルサラウンドも使えます。USBドングル付きはそこら辺に価値を見出せる人が買うって感じですね。7.1chバーチャルサラウンド機能についてはKrakenをPCに直挿しでも専用ソフトウェアで使えるとどこかで見たような記憶があります。が、試していないので断言はできません。私はバーチャル7.1chにすると音の方向が全く分からなくなったので2ch出力で使用していました。バーチャル7.1chはあくまでも2chで7.1chを再現しているだけなので、7.1chのように聞こえる人、聞こえない人がいます。あまり過度に期待しない方がいいでしょう。
肝心のヘッドセット本体ですが、低音の量感はまあまあ。中高音は籠ったようなスカスカなようなモコモコしたような音です。一言でいうと解像感に欠ける値段なりの音。側圧は強くないので数時間使用しても苦には感じないですね。その反面、ちょっと頭を傾けただけでずれるのと、イヤーパッドと頭に隙間ができるので音が減衰しやすくなります。一長一短ですね。
ゲームにもよるんでしょうが、足音が中高温寄りのゲームだとちょっとモコモコしてて聞き取りづらいです。しかしRazerSynapse3のイコライザで中高音を上げると耳に突き刺さる。Apexだと銃声やアーマー破壊音など、耳に刺さりやすい音が多いです。リスニング用のHD650でも耳が痛いので、ゲームのSE自体が悪いのでは?と疑ってしまいます。正直、個人的にイコライザってあんまり弄りたいものじゃないんですよね。リスニング用のヘッドホン/イヤホンはその音が好きで使っているのでわざわざイコライザで弄るのはうーん・・・ってなります。よっぽど酷い時に少し補正する程度で使用自体が稀な為、ゲーム用ヘッドセットでも使いたくない病を引きずってます。まあ、現状だと使わざるを得ないんですが・・・。
それでも使えないレベルではないので、買い替えることもないかという微妙な感じ。
実際、PS4で使う場合は設定の弄りようがないのでしばらく使ってれば慣れ諦めもつきました。
結局、本格的にPCにゲーム環境を移行してからしばらくはAKGのN40というイヤホンをUSBドングルに繋いで使っていたのですが、純正ケーブルの耳掛けが当たる部分が長時間使っていると痛くなるという悩みがありました。しかし、そんな悩みどころじゃない事態が裏で密かに進行していました。
いつも仕事から帰って食事と風呂を済ませてからゲームをするのですが、耳の穴に入った水分のせいか外耳炎のような状態になり、音が聞こえづらくなってしまいました。常にガラス越しのような籠った小さな音に聞こえ、ゲームに限らず仕事や日常生活にまで支障がありました。一応、風呂上りに綿棒やティッシュで取り除いてはいたのですが、不十分だったようです。今まで風呂上がりからあまり時間を置かずに長時間イヤホンを使うことがなかったので、まさかこんな事になるとは思いませんでした・・・。幸い2〜3日で普通に聞こえるようになりましたが。
面倒なのでそれ以降は再びKrakenに戻りましたが、N40からだと不満はあります。そして何より音が複数鳴るような場面での聞き取りづらさにストレスを感じました。
以上が今回ゲーム用ヘッドセットを新調しようという思った経緯です。ついでにゲーム用のDACも新調しようかと。
ヘッドセットの候補として挙がったのが、
EPOS/ゼンハイザー(Sennheiser) ゲーミングヘッドセット 開放型/ノイズキャンセルマイク GSP 500【国内正規品】
- 発売日: 2020/07/31
- メディア: Personal Computers
EPOS/SENNHEISER GSP600/500
600が密閉型、500が開放型というだけの違いです。
個人的にはリスニング用としてHD650を使っているというのもあって開放型の音が好みなんですが、VC時に漏れた音を拾わないか心配です。たまにヘッドセット使ってるのに自分の声が返ってくる人が居ますね。
GSP600/500はイヤーパッドの耐久性に難ありの評価が多いです。純正、サードパーティー共に交換品は出ていますが、交換頻度によってはコストが嵩みそうなのはネック。イヤーパッドの破れくらいなら使えないこともないですけどね。
ゼンハイザー製品はリスニング用にHD650、IE80S、IE40PROと私も愛用している製品が多いので「SENNHEISER、信じるぞ?」の精神で選択肢に入ってます。
難点は上にも書いたようにイヤーパッドの耐久性とマイクの脱着・格納が不可なことですね。マイクの跳ね上げミュートは便利ですが、ロジ○ールのせいで故障しやすい箇所のイメージがあるので個人的にはあまり喜べない機能です。跳ね上げても邪魔なもんは邪魔ですし。
DROP+SENNHEISERのPC38Xを見つけた為、GSP500は完全に候補から外れました。
PC38XはGSP600/500と同じドライバーを、同じくEPOS/SENNHEISERのGAME ZERO/ONEの筐体に収めたようなヘッドセットです。HD598に近い形なので大体の装着感は想像できます。購入はちょーっと面倒くさそうですが。
beyerdynamic MMX300 2ndGen
ベイヤーダイナミックは関東に住んでいた頃、店頭でDT990proを視聴しましたが中々良かった記憶があります。
こちらは調べた限り同社のDT770proをベースにゲーム用にチューニングしたもののようです。ベースがモニターヘッドホンなので、フラットめのモニターライクな鳴り方が期待できるのではないかと思い候補に。特に低音が強調されてしまうタイプのヘッドホンはRPGやアクションゲームにおいては迫力を楽しめていいのでしょうが、FPSにおいては必要な音の邪魔になるのであまり良い結果をもたらさないように感じます。
ゲーム用はPS4などのCS機でも使うことを考えるとマイクは必要になります。そのマイクに中々良いらしいマイクを搭載した結果、DT770proよりもかなり値段が上がってしまったのがこのMMX300らしいです。値段はDT770proの倍近く、候補の中でも唯一の3万円超え・・・どんなマイクよ。
DT770proの32Ωモデルは合皮のイヤーパッド。対して同じ32ΩのMMX300はベロアのイヤーパッド。ベロア素材のイヤーパッドが好きなんで個人的には嬉しいですね。勿論、DT770も交換は可能ですが、その分出費は増えます。
ちなみにPC38Xにはベロアとメッシュ2種類のイヤーパッドが付属するとか。
難点はGSP600/500と同じく角度調節はできるようですが、マイクの格納も脱着も不可なことですね。その代わりと言ってはなんですが、手元のスイッチでボリューム調整とマイクミュートができるのはクラーケンと同じ操作感なので個人的に良き。クラーケンのボリュームダイヤルは軽すぎてちょっとしたことでボリュームが変わったのでこちらもちょっと不安でもありますが笑
Audio-Technica ATH-G1
音響メーカーのオーディオテクニカ製。個人的にリスニング用のヘッドホンではあまりATは候補に入りづらいのですが、モニターヘッドホンはかなり実績のある会社なので特定の音域が強調されずゲームには向いているフラット音なのではないかと思い候補に入れました。オーテクのヘッドホンの装着感は結構好きなものが多かったりするんですよね。
こちらはマイクの着脱も可能で特に欠点らしい欠点は見当たりませんが、FF14推奨機種という文字で謎の不安感に襲われます。RPG向けヘッドホンとなると読みが外れてドンシャリ系なのか?
以上4つが候補です。全て2万円から3万円とゲーム用ヘッドセットとしては高めの品ばかりですが、試聴できる環境がない為に博打になってしまうのでこれくらいは出さないと満足いかないと思います。試聴できる環境にあってもこのご時世だと店舗で試すのは憚られますが・・・。
ゲーミングデバイス各社からも1万〜2万円台の商品が出ていますが、音に関してはやはり音響メーカーが強いんじゃないかなと。後は使用できないレベルの故障が多いメーカーも除外。
次はDACの候補。USBドングルの機能そのままにグレードアップがメインテーマ。
ゲーム用のDACに限れば1万5千~2万円台と、比較的安価に収まります。リスニング用だとこの価格帯はエントリークラスなので恐ろしい世界です。
ゲーム用は音質よりも機能重視ですね。
Astro MixAmp Pro TR
恐らくこの手のDACでは一番使用者の多い製品ではないでしょうか。やはりPS4/5などのCS機でも使えるのが大きいんでしょうね。細かい設定を保存するにはPCが必要みたいです。
大小のダイヤルが目立つシンプルなデザインでザ・アンプって感じがしてかなり好みです。
ユーザーが多いのでイコライザー設定が苦手な私でも有志によって公開されている中から好みのイコライザーを探せるというのもメリットですね。 ユーザー数は正義。イコライザー嫌いなので使うかどうかは別ですが・・・
SteelSeries GameDac
こちらもPS4などのCS機で使用可能。液晶付き。上のMixAmpよりも音質と定位に優れるというレビューがちらほら見られますが、この価格帯のDACにそれほどの差はないと思います。好みの問題かなと。
こいつの一番のアドバンテージはファームウェアアップデート以外の全ての設定をこのGameDacのみで行えることではないかと思います。PCだとその辺関係ないので見た目の好みで決めちゃっていいんじゃないですかね。
CS機のみで使う前提なら私は上のMixAmpよりもこちらを選ぶと思います。
EPOS/SENNHEISER GSX1000
バイノーラルレンダリングなるものを使用した7.1chバーチャルサラウンドの評価が良いようですね。むしろこれ目当て以外でなんでこれ買うの?って感じです。
Razerの7.1chバーチャルサラウンドを使用した際、どこから音が鳴っているのか分からないレベルでごちゃごちゃした音になったので、ゼンハイザーの出してきたこのサラウンドは正直かなり気になります。カタログ上の対応インピーダンスが他2つより高いにも関わらず他と比べると音が小さいというレビューが散見されるのは何故なのか。そもそもMixAmpは公表していませんが。
Windowsのボリュームと連動して増幅しているみたいなので、Windows側で100%以上の出力にはできないみたいですね。他のDACならばWindows側100%のボリュームだったとしても更にDACでブーストが可能です。
専用ソフトウェアがないので内蔵されたプリセット以上に細かくイコライザを設定する際には外部のソフトウェアが必要なようです。
PCで2ch出力での使用が前提ならば、わざわざ上記2つより高い金額を出す意味はなさそうです。同価格帯のリスニング向けDACを買う方が音の判別もしやすいと思います。綺麗な音を出すことに特化して同じだけのコストが注ぎ込まれているわけですから。
特に2万円前後のリスニング向けDACはエントリークラスということで余計な色付けのないフラットな音の機種が多いのでゲームにも使えます。
再生デバイスの設定を24bit/96kHzにして音が良くなって聞こえやすくなったってレビューがちらほら見られますが、アップサンプリング機能がなければ音源が16bit/48kHzなら24bit/96kHzに設定していても出てくる音は16bit/48kHzそのままです。そのアップサンプリング機能も24bit/96kHz以上の音を疑似的に再現するだけなので、違いは出ますが必ずしもいい音になるというわけではありません。
そもそもビット深度とサンプリングレートの設定を上げるということはPCへの負荷を増やす行為なので対人ゲームの大敵なのでは?とも思います。ゲームするスペックのPCには大した負荷でもないのでしょうが・・・。
CS機だと対応しているものが少ないのでMixAmpかGameDacかみたいなところはありますが、PCでチャットボリューム変更などの機能が必要ない方はわざわざゲーム用に拘らずにリスニング向けDACも視野に入れてみるのをおすすめします。イコライザが必要な人も外部のソフトで対応可能ですし。
とりあえずブログの記事として良さそうな点・悪そうな点を書きながら候補の中から決めて、それぞれ注文しました。
届くのが楽しみです。しばらく使ってからまた記事にしようかと思います。